仕事が忙しい会社員のなかには、「家には寝るためだけに帰ってくる」という人も多いでしょう。
しかし寝具にこだわることはなく、ベッドは何年も前に買ったきり、という人が多いかもしれません。
ベッドは、人生の3分の1を過ごすといわれるほど重要なもの。できれば最高にリラックスできる環境にしたほうがよいでしょう。
ホテルのような素晴らしい寝室を作る方法を紹介します。

  1. ホテルの寝室の魅力
  2. ホテルの寝室にするための配置
  3. フットベンチを配置
  4. クッション素材のヘッドボード
  5. 統一感のある色合い
  6. アート作品を飾る
  7. 自宅をホテルの寝室にしよう

ホテルの寝室の魅力

自宅の寝室にこだわりを持っている人は少ないかもしれません。
人生における寝室の重要性が、一般的にあまり認知されていないからだと言えるでしょう。
寝室は人生の3分の1を過ごす大切な場所。
それにもかかわらず、寝室のメインの寝具であるベッドであっても、こだわりを持たない人が大半ではないでしょうか。
良い寝室とはどのような寝室でしょう。
「落ち着けるかどうか」「静かであるか」「よく眠れるかどうか」など好みはひとそれぞれ。
では、具体的にイメージしやすいのはホテルの寝室ではないでしょうか。
ホテルの寝室といえば、清潔感があり、整理整頓が行き届いている空間を想像します。
レベルの差はあったとしても、このようなイメージはどのホテルにも共通しているかと思います。
つまりホテルの寝室は、宿泊客がリラックスできるようにとことん配慮されているのです。
ホテルの寝室の魅力は、利用客の心が落ち着き、眠りに入りやすいよう配慮されていることだといえるでしょう。
ホテル 寝室

ホテルの寝室にするための配置

ホテルの寝室が優れていることはわかりました。
自宅の寝室とはどこが違うのか、また、どうしたら自宅の寝室をホテルの寝室と同じように改善できるか考えてみます。
まずは自宅の寝室をイメージしてみましょう。
ベッドの置かれている場所、ドアや窓の位置関係、テレビやテーブルなどの家具が置かれている場所など、細かいところまで思い浮かぶように想像力を働かせてください。
今度はホテルの寝室をイメージします。
多くの人は、人生で一度くらいはホテルに泊まったことがあるものです。その時の思い出をイメージすると良いでしょう。
自宅をイメージしたときと同じポイントを比較するように思い返すと、違いが浮き彫りになるのでおすすめです。
自宅とホテルの寝室の違いをイメージした時、その相違点は人それぞれだと思います。
論理的には、違いを正せば自宅の寝室をホテルのように改善することができるでしょう。

まずは最初のキーワードは左右対称。ホテルの部屋は寝具の配置が左右対称となっている場合が多いのです。
例えばベッドが2つ並んでいる場合を思い返してみるとわかるでしょう。
一説には、左右対称となっていないアンバランスな状態は、人の心を不安にさせるといわれています。
逆に左右対称であれば、人の心は平静を保ちやすいと考えられるのです。
また、ベッドの頭の部分が壁に向くように配置しているのもホテルの特徴のひとつ。
寝室の床には、カーペットかラグを使うようにしている場合も多いでしょう。
このようにホテルの寝室には、共通のルールのようなものが存在します。
つまりホテルでは、このような寝具の配置に気を配っているのです。
高級 寝室

フットベンチを配置

自宅の寝室を一瞬でハイレベルなホテルのように変化させるアイテムがフットベンチです。
ベッドの足元にフットベンチを置くことで、映画に登場する高級ホテルの寝室のような演出ができます。
そもそもフットベンチとは、足を乗せる台のこと。そのためオットマン(足置き)と呼ぶこともあるようです。
高級 内装部屋に入ってからも靴を脱がない西洋文化では、ベッドにも靴を履いたまま寝転がることがあります。
しかし、寝るスペースに靴を乗せることには抵抗があるため、フットベンチを足置きに使っていました。
実際には足を置く他に、腰をかけることもあるようです。
また、ホテルに滞在した方ならわかると思いますが、大きなスーツケースを整理する時には直接床におくことがあります。
スーツケースは道路など外の地面に直接触れてしまうため、部屋の床に触れることに抵抗を感じる場合もあるでしょう。
そのようなときはフットベンチをちょっとした物置台にすることも、活用方法のひとつです。
フットベンチを自宅の寝室に配置する場合、ある程度広いスペースが必要となるでしょう。
そのため、フットベンチを使える部屋は限られてしまいます。
しかし広い寝室がある場合は、フットベンチをひとつ置くだけで雰囲気がガラリと変わるため、ホテルのような高級感を望む人にはおすすめします。

クッション素材のヘッドボード

自宅のベッド周辺は、意識しなければ殺風景になってしまいがちです。
ベッドと枕があるだけという人も多いのではないでしょうか。
シンプルな寝室が好みであれば問題ありませんが、ホテルの寝室のようにゴージャスな感じを演出したい場合には、工夫が必要です。
ヘッドボードはベッドとマッチさせやすい寝具のひとつ。
木製のものからクッション素材のヘッドボードまで、種類は多様です。
利便性を追求するなら収納機能があるヘッドボードや、スマホを充電するための電源がとれるヘッドボードなどがおすすめ。
高級感を求める場合はクッション素材のヘッドボードが最適でしょう。
クッション素材のヘッドボードは、存在するだけで高級感が感じられます。
高級感を演出しながらも、利便性を追求した高機能なヘッドボードも存在するので、生活スタイルを考慮して選択すると良いでしょう。
ヘッドボードはベッドの頭上に設置するのが普通です。
クッション素材のヘッドボードであれば、寝相が悪い人が就寝中に頭をぶつけても痛くありません。
高級ホテル 内装

統一感のある色合い

ホテルの寝室に近づけるためのポイントのひとつが、配色バランスです。
高級感のある寝室を演出するには、統一感のある色合いが大切だといえるでしょう。
寝室の壁や家具の配色が、ビビッドな赤やオレンジ、紫や黄色などを使ったカラフルなカラーだったとしたらどうでしょうか。
ポップで明るいイメージはありますが、気持ちは落ち着かず、心身ともに休むための寝室には不釣り合いといえるでしょう。
ホテルのようなラグジュアリーな高級感を演出するには、落ち着いた色合いで全体を統一することをおすすめします。
使用するカラーはビビッドカラーより、暖色系の優しい色合いがリラックスしやすいでしょう。
しかし、ワンパターンの色使いでは単調なイメージになってしまいます。
対策案としては、差し色を少し入れることでアクセントをつけ、オシャレにするとよいでしょう。

アート作品を飾る

自宅の寝室は、生活感のある家具が多くなりがち。
対して高級なホテルの寝室は、家具が少なく、シンプルなイメージです。
しかしホテルの方が高級感にあふれています。この違いは、装飾品の違いにあるといえるでしょう。
ホテルの寝室の場合、必要最低限の家具以外に、装飾品が飾られていることがあります。
花であったり、絵画であったりいろいろありますが、心を豊かにするアートなアイテムであることが多いでしょう。
アーティスティックな家具がひとつあるだけで、滞在者の心に余裕と安らぎを生み出します。
また、殺風景な寝室であっても、おしゃれで洗練された空間になるでしょう。
つまりアートは、シンプルな寝室のアクセントとなるのです。
自宅の寝室を演出する場合、このようなアート家具を飾ってみてはいかがでしょうか。
ホテル 寝室

自宅をホテルの寝室にしよう

ホテルの寝室には、清潔感や高級感がありつつ、心が休まる安心感も備わっています。
最高に癒やされるための要素が詰まっているともいえるでしょう。
これらの特徴を演出するためには、配置や配色のバランスに気を使ったり、家具や寝具、装飾品の一つひとつにまでこだわったりすることが大切になります。
そして、これらの要素をうまく取り入れることができれば、自宅の寝室であってもホテルと同様に快適な空間にチェンジすることが可能です。
自宅をホテルの寝室のように変えて楽しんではいかがでしょうか。