家賃20万円というと、豪華な設備付きのマンションや広々とした面積のマンションなど、様々な部屋に住むことが出来る金額です。
しかし、家賃20万円の部屋に住むということは、一定水準以上の年収がないと住むことが出来ません。
では、このような部屋に住むにはどれくらいの年収が必要で、どうしてそれだけの年収が必要になるのかを解説していきます。
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  1. 家賃20万円の部屋とは?
  2. 家賃20万円に必要な年収
  3. 毎月の出費の目安
  4. 家賃20万円物件の初期費用の目安
  5. 家賃20万円の部屋に住もう

家賃20万円の部屋とは?

家賃20万円と一口に言っても、実際に住む人数によって部屋の属性は変わってきます。
例えば4人家族で住む4LDKのマンションと、一人暮らしをするためのワンルームや1LDKだと、マンションのグレードはかなり違うと言えます。
今回は、1人で家賃を払うことを前提に、シングル向けの間取りを想定してご紹介していきます。
まず、家賃20万円となると、いわゆる高級タワーマンションと呼ばれるようなタイプのマンションが主流になってきます。
タワーマンションは20階60m以上のマンションになるので、遠くからでもマンションを見つけることが出来るほど大きな建物です。
このようなマンションは夜景が綺麗だったり、陽射しを遮るものが無かったりなど一般的なマンションよりも付加価値が加わってくるため家賃が高くなります。
家賃は部屋のサイズや場所によっても異なってきますが、家賃20万円であれば勝どき豊洲などの人気の湾岸エリアや都心にあるタワーマンションの1LDK程度の部屋に住むことが十分可能です。
また、タワーマンションは上層階になればなるほど家賃が高くなる傾向にありますが、家賃20万円であればそういった高層階に住むことも十分可能となるでしょう。
家賃20万円というラインを超えると、芸能人や経営者、士業など、いわゆるサラリーマンとは異なる職業の属性の方が増えてきます。
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家賃20万円に必要な年収

家賃20万円の部屋に住むにはどれ位の年収が必要なのかを見ていきましょう。
一般的に家賃というのは収入の25%を目安にするのが良いと言われています。
この25%という数字になる理由としては、人は住む場所があるだけでは生きていけませんし、家賃以外の生活費や交際費、貯蓄のことなども考えていかないといけないので25%程度が無理のない数字とされているのです。
では、家賃20万円に置き換えると、家賃20万円×12ヶ月で1年の家賃総額を出すと240万円という数字になります。
この240万円が25%に収まる年収が必要になるということなので、240万円×4をすると960万円という数字が出てきます。
したがって、家賃20万円の家に住むには年収960万円、もう少し余裕を持って考えると年収1000万円以上が必要ということになるのです。
年収1000万円で実際に無理なく家賃20万円の家に住むことが出来るのかですが、年収1000万円の人が受け取る実際の手取りとなると税金などを差し引いた後では650万円から730万円程度です。
つまり、手取り月収にすると60万円前後になります。家賃20万円を支払ったとしても、40万円前後が手元に残るので生活や貯蓄などに回す分のお金も十分に確保出来ることがわかるでしょう。
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毎月の出費の目安

家賃20万円の部屋に住むという場合には、家賃以外の出費はどれ位になるのかを考えることも必要となるでしょう。
まず、家賃の他に光熱費や食費、通信費や交際費が毎月の出費として考えることが出来ます。
これらはその人の生活習慣や趣味などによって大きく左右されるので、あくまでも一般的な数字の目安として考え、自分自身が住む場合には自分の数字に置き換える必要があります。
まず光熱費ですが、だいたい1万5000円前後が目安となります。
自炊をする人の場合はガス代などが高くなりますし、お風呂やシャワーなどに1日何度も入るという場合には水道代やガス代がさらに高くなる傾向にあります。
食費は4万円程度が目安となりますが、外食や中食などを多用する場合には食費は更に高くなる可能性があります。
特に自炊を全くしないというケースになると、食費はかなり高くなるので注意しなければならないポイントです。
通信費は1万5000円程度が目安となるでしょう。
通信費は近年負担が大きくなる傾向にありますが、スマートフォンなどのモバイル端末用と家で使用するインターネット、固定電話などをすべて含めるとこれくらいになります。
MVNOなどによって費用を抑えることも可能ですが、家族が増えれば増えるほど負担は大きくなります。
交際費や娯楽費に関しては趣味などがある場合には高くなりますし、年収1000万円クラスになると付き合いなども増えてくるかと思います。
その他衣類や日用品などの購入もありますので、家賃が20万円の場合は家賃を含め合計で40万円ほどの出費が毎月必要だと考えられます。
したがって、手取り月収が60万円程度であれば20万円程度貯蓄や投資などに回せるケースも少なくありません。
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家賃20万円物件の初期費用の目安

家賃20万円の部屋に住むとなった場合、初期費用はどれ位かかるのかを考えなければなりません。
年収などが十分な数字があったとしても、初期費用分の資金がなければ引っ越しをすることが出来ないからです。
初期費用にはどのようなものがあるのかですが、基本的には家賃・日割り家賃・敷金・礼金・保証料・保険料などが必要です。
家賃に関してはそのまま20万円ですが、日割り家賃は何なのでしょうか。
これは契約の内容にもよるのですが、入居する日というのは必ずしも月初めではありません。
月途中の入居の場合は、前家賃の他に家賃を日割り計算して支払う必要があるのです。
家賃20万円の場合で計算すると、月の残りが10日の時に入居したら、7万円程度の支払いが必要になるということです。
敷金と礼金に関しては物件によって異なりますが、仮に敷金礼金共に2ヶ月分だとしたら80万円が必要になるということになります。
保証料も物件によって異なりますが、家賃20万円になると3万円から16万円程度が目安となるでしょう。火災保険料も2万5000円程度必要です。
ここまでの時点で、物件にもよりますが、約130万円程度になります。最低でも150万円ほどかかると考えておくと安心でしょう。
また、実際に引っ越しをする場合には、引っ越し費用や家具家電の購入なども必要となることが多いので、出費は更にかさんでしまいます。
場合によっては200万円程度初期費用が必要となるケースも少なくありません。
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家賃20万円の部屋に住もう

家賃20万円の部屋に住むには年収にして約1000万円が目安となるように、一定水準以上の高収入でなければ住むのが難しい家賃の額ということが言えるでしょう。
年収1000万円は国税庁の統計からすると全体の5%程度、世帯にすると10%程度で、ハードルは高いですが不可能な数字でもありません。
しかし、年収1000万円を超えるのは、特殊な職種や資格、大企業などでないとなかなか難しいのも事実です。
本業だけで稼ぐのが難しい場合には、副業や投資などを行って効率よく稼げるように工夫していくことも必要です。
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