男性のビジネスシーンで欠かせないのが「スーツ」です。
大切な仕事のときには、より上等なスーツを「勝負服」として着る人もいるほどです。
スーツには大きく分けて、既製品とオーダーメイドの2種類があり、スーツにこだわる人はオーダーメイドにしている人が多いようです。
オーダーメイドにする理由と押さえておきたいこだわりポイントについて紹介します。

  1. 人は見た目で多くを判断する
  2. なぜこだわる人が出世?
  3. こだわるとはオーダーメイド?
  4. スーツにこだわる際のポイント
  5. スーツにこだわって一流の人に!

人は見た目で多くを判断する

「人は外見じゃなくて内面が大切」なのは確かかもしれませんが、実は人は見た目で勝手に多くのことを判断しています。
例えば誰かに初めて会う場合、初対面でいきなり相手の性格についていろいろ聞くことはあまりしないかもしれません。
その代わりに、見た目から相手のことを想像しているのです。
もしスーツにしわがなく、きれいに保たれていたら「この人はきちんとしている人かもしれない。仕事も丁寧にしてくれる可能性が高いな」という印象を持ってもらえるかもしれません。
逆に髪型は整っておらず、ヨレヨレのスーツでいるなら、だらしない印象を与え「自分の格好にこだわることができない人が、こちらの仕事にこだわりを持ってくれるのだろうか?」といった不信感につながることさえあり得ます。
そのときに想像したものが、その相手のイメージになって定着することも多く、後になって見た目を改善しても、なかなか最初の印象が消えないようです。
そのため、特に大切な人に会うときや初対面のときはスーツにこだわるのは大切なことといえるでしょう。
また、見た目はその人の内面を表すともいわれています。
大切な式典や冠婚葬祭にラフな格好で行く人はほとんどいないでしょうが、それはその場やそこに来ている人への敬意の表れで「あなたを大切に思っています」という気持ちを示すことになります。
ですから、もしビジネスシーンでも、着ているものが体に合っていないとか、毛玉がいっぱいついている、アイロンが掛けられていない、季節や場面に合っていない生地や柄などを着ていると、相手の会社に対する敬意や思いが少ないというメッセージを伝えてしまうかもしれず、逆にこだわりのスーツを着るなら、仕事に対するやる気や誇り、または相手に好意的な気持ちを持っていることを示せます。
このように、人の本質は外見からは分からないものが多いとはいえ、見た目から得られる情報は多く、そこからたくさんのことを判断されるということが、スーツにこだわったほうが良いといえる理由の1つになります。
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なぜこだわる人が出世?

スーツにこだわる人が出世しやすい理由の1つは「信頼感を得やすい」ということです。
スーツにこだわって整った服装をすると、相手に良い印象を与えます。
こだわりのスーツを着ると気持ちが引き締まってやる気が出ると述べるビジネスマンもいて、自信を持って仕事に携わるのにも役立つことがうかがえます。
こういった前向きな姿勢が相手に伝わると、より信頼感を得やすくなるかもしれません。
信頼感を得ると、社内でも社外でも仕事を任せてもらえるようになります。
「○○君に仕事を任せておいたら大丈夫」と任される責任の量が増えるとやりがいも増えます。
人とのやり取りもスムーズに進むようになり、ビジネスが成功する可能性が高くなるといえるでしょう。
また、きちんとした服装で仕事をすると、その人の仕事に対する真摯な姿勢が感じられます。
上司からの期待や評価も高くなるかもしれません。
加えて、周りから信頼感を得ていることが見て分かると、スーツにこだわる人は「仕事ができる人」という印象が強くなります。
もちろんスーツにこだわるだけで出世するわけではありません。努力し、良い結果を出さねばなりません。
しかしビジネスで成功するのに、相手からの信頼感を得たり、仕事を任されたり、物事をスムーズに進めることは大事な要素です。
こだわりのスーツを着るならそのような要素を得やすくなるといえるのかもしれません。
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こだわるとはオーダーメイド?

スーツにこだわるということは、既製品ではなくオーダーメイドのスーツを仕立てるということだけを意味しているわけではありません。
それでも、こだわる人の多くはオーダーメイドで仕立てています。
オーダーメイドのスーツは、お店にもよりますが、一般的に体の13~15カ所ほどを採寸しますので、自分の体にぴったり合うものが出来上がります。
体にジャストフィットすると見た目が格段に良くなり、きちんとしている印象が強くなります。
また、スーツは仕事着なので動きやすくなるという点も嬉しいポイントといえるでしょう。
では、既製品だと体に合うものは見つからないのかというと、そうでもありません。
いろいろ試着を繰り返し、自分の体に合うものを選べばこだわることができます。
見た目の良さは、スーツの値段よりも体に合っているかどうかに起因していることが多いといわれています。
もし大体のところは合うのだが1カ所だけ合わないという場合は、お直しに出すという方法もあります。
しかし、ウエストや着丈を数センチ調整する分にはバランスは崩れにくいといわれていますが、スーツによっては、袖を外したり肩周辺の調整をしたりするのが非常に難しく、注意が必要なものもあります。
既製品を買うときは、後にお直しに出すことを考えているとしても、肩幅や胸囲、袖丈は合うものを選ぶほうが良いでしょう。
オーダーメイドが自分の体に合うスーツを作る最良の方法だとしても、フルオーダーだとかなり高価になるかもしれません。
すぐにフルオーダーするのが難しい場合は、まず既製品のスーツでもこだわって選ぶことから始められます。
また、オーダースーツの中でも、採寸後、自分の体形に一番近いサンプルのスーツやパターンを、自分の体形に合うように調整して作っていくイージーオーダーとかパターンメイドというオーダーの仕方もあります。
これだとそこまで高価ではありませんので、オーダーメイドを体験してみたい人は試してみる価値があるかもしれません。
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スーツにこだわる際のポイント

まずこだわりたいのは「今の自分の体形にフィットしているか」という点です。
良質なスーツは上手に管理すると何十年と着られますが、体形に合わなくなってしまうと、だらしなく見えてしまったり、みすぼらしく見えてしまったりしてしまうことがあるかもしれません。
「汚れやしわなどがないか」ということもいつも気を配りたい点です。
どんなに良いスーツを着ていたとしても、汚れたままだったりしわがあったりすると清潔感が醸し出されません。
疲れた印象を与えることにもなってしまうかもしれません。
ワイシャツも含めて「きちんとアイロン掛けされている」ことも大切です。
中に着るワイシャツがきちんとしていて、初めてスーツへのこだわりが生きてきます。
「シャツやネクタイにもこだわりを持つ」ことを意識できます。
営業の場合、担当者の好きな色や社風などをとりいれたシャツやネクタイを付けると、喜んでもらえるかもしれません。
TPOに合わせてデザインや色をうまく使い分けることで、自分がこだわるだけでなく、人から「できるビジネスマン」という印象を持ってもらえるかもしれません。
最後に「全体的に色味が合っているか」をチェックします。
自分の個性を全面に出すのが歓迎される職業である場合は、面白い色の組み合わせもOKかもしれませんが、一般的には全体的に色味を合わせているほうが、スッキリとしていて洗練された感じを出すことができます。
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スーツにこだわって一流の人に!

スーツにこだわる人にはビジネスへの関心度が高い人が大勢います。
実際、年収の高い人ほどスーツをオーダーメイドする人の率が高いというデータもあるようです。
スーツへのこだわりを持てる人の多くは、さまざまなことに気を配れる人ですから、ビジネスだけでなく、あらゆる場面でうまく事が運びやすくなるといえるかもしれません。
ビジネスシーンの服装はスーツ、シャツ、ネクタイと基本的にシンプルです。
アイテムが少ない分、一つ一つの選択に気を配る必要があります。TPOに合わせた服装全てにこだわりを持って、一流の人になっていきましょう。