入居を考える時、まず北向きか南向きかを選ぶ人も多いかと思います。
日本では南向きに人気が集まる傾向にあり、北向きにマイナスイメージを持つ人もいます。
ただ、タワーマンションの場合には北向きにメリットが多いというのはあまり知られていません。
そこで今回は、北向きのタワーマンションが快適に過ごせる理由と、選び方のポイントをご紹介します。

  1. 一般的な北向き住居の考え方
  2. 北向きのメリット
  3. 北向きで気を付けたい点
  4. 北向きを選ぶ際のポイント
  5. 北向きのタワーマンションで快適に

北向き タワーマンション

一般的な北向き住居の考え方

一般的に北向きの住宅というのは、日が入りにくいというイメージを持つ方が多いかと思います。
北向きの部屋というのは日当たりが悪いため、部屋の中が暗くなってしまいがちです。
また、室内に日光が差し込まないことから室内が暖まることもなく、冬は寒いと感じてしまうことも多いと言えます。
暖房器具をどれだけ使用していても、日光の暖かさには及ばないことも多く、また暖房で室内を温めすぎてしまうことで結露も発生しやすくなります。
この結露は、壁紙を剥がれやすくすることや、カビの原因にもなります。
窓際やカーテンレールなどはカビが生えやすいと言われていますので、北向きの住宅では湿気対策やカビ対策が非常に重要です。
もしカビが生えてしまうと健康にも良くありません。
その他にも、日当たりの悪い北向き住宅では洗濯物が乾きにくいという点も挙げられます。
朝に洗濯物を干しても、夕方に乾いていないということもあります。
室内干しをする人も多く、家族が多い場合には洗濯物を干す場所に困ることもあるでしょう。
そういった理由から乾燥機を導入する家庭も多く、乾燥機の導入のコストと電気代も考える必要があります。

北向きのメリット

マイナスのイメージを持たれることの多い北向き住宅ですが、タワーマンションの場合にはたくさんのメリットがあります。
というのも、タワーマンションは一戸建てや低層マンションとは異なり、高層階の住宅であるために周囲を遮るものがないのです。
そのため、1日中一定の明るさを保つことができます。
ですので、北向きであってもタワーマンションであれば明るいと言えるのです。
また、南向きのタワーマンションは日当たりが良すぎるとも言われ、日本の暑い夏にはエアコンが効かなくなることもあります。
エアコンを少しでも効かせるために1日中遮光カーテンを閉めて日差しを避け場合も多く、夏場に部屋の中が暗いというケースも多くみられます。
カーテンを閉めてしまうと、せっかくの景色も楽しめなくなってしまいますので、タワーマンションの醍醐味が得られないこともあるでしょう。

その点北向きのタワーマンションは、直射日光が当たりませんので夏の暑さが軽減されます。
暑くなりがちな高層階であっても涼しく過ごせるのが北向きのタワーマンションの魅力です。
それに加えてタワーマンションの高層階は風が強いため、窓は基本的に開けません。外気を取り込むことができないため、温度調節は24時間稼働の空調管理システムを採用しているところが多く見られます。
この空調管理システムがあることで、北向きでも室内にカビが生えることがないのです。
その他にも北向きのタワーマンションは眺めがいいのも魅力であると言えるでしょう。
というのも、南向きは太陽との位置関係でせっかくの景色が逆光になってしまいます。
それに対して北向きは順光ですので、日中の眺望が堪能できるというわけです。
さらに、南向きのタワーマンションに比べると北向きは安い傾向にありますので、お得に入居ができるというメリットも挙げられます。
日当たり タワーマンション

北向きで気を付けたい点

メリットの多い北向きのタワーマンションですが、選ぶ際には気をつけなければいけない点もあります。
まず、北向きですので太陽の光が直接入ってくることがありません。
1日中直射日光が当たりませんので、冬は寒いと感じることもあるでしょう。
日光は室内の気温を上昇させる役割がありますので、北向きのタワーマンションは暖房が必須です。
また、すっきりとした目覚めのためには朝日を浴びることも大切であると言われています。日光には生活のリズムを整える働きがあると言われていますので、生活のリズムが乱れてしまうことも考えられます。
ただ、真北を向いている場合を除いて、季節によって朝や夕方に日が差し込むこともありますので事前に確認しておくことが大切です。
タワーマンション 北向き直射日光が入らないことはガーデニングにも影響します。なかでも日光をたくさん浴びて育つ種類の植物の生育は難しいと考えましょう。
しかしながら、北向きのタワーマンションではガーデニングが全くできないというわけではありません。
半日向や半日陰での栽培に向いた観葉植物などを選ぶとガーデニングも楽しめます。
その他にも、日が当たらないことで洗濯ものが乾きにくいことも挙げられます。
布団を干してもふわふわに仕上がることはありませんので、どうしても太陽の光で干したように仕上げたいという人は注意しておきましょう。

北向きを選ぶ際のポイント

北向きのタワーマンションを上手に選び、快適に暮らすためにはいくつかのポイントをおさえることが大切です。
気になるタワーマンションが見つかれば、まずは建物の断熱仕様を確認しておきましょう。
北側のタワーマンションというのはどうしても冬場に寒くなりがちですので、少しでも暖かく快適に過ごせる構造を採用しているのかをチェックしておくことが大切です。
タワーマンションのほとんどは鉄筋コンクリートで建設されていますが、鉄筋コンクリートであっても断熱施行が不十分な場合には底冷えしてしまうこともあります。
また、断熱施行がきちんと行われていない場合には結露やカビの原因ともなってしまいます。
そういった理由から、断熱仕様というのは非常に重要なチェックポイントであるとも言えるのです。

断熱性に優れたタワーマンションは複層ガラスを採用しているところも多くみられます。
複層ガラスというのは外気の影響を受けにくく、結露を防ぐことや暖房効果を上げる効果が期待できます。
寒く結露をおこしやすい北向きのタワーマンションでは、複層ガラスはマストアイテムとも言えるでしょう。
それに加えて通気のために開口部も重要です。
もし開口部が1カ所しかない場合には部屋の中に風の通り道ができません。
そのため開口部を最低でも2カ所以上設置してあるタワーマンションを選びましょう。

さらに、北向きのタワーマンションを選ぶ場合には階数も非常に重要です。
部屋の明るさを確保し、暖かさを保つためにもある程度の高さの階を選ぶのをおすすめします。
直射日光が入らない北向きのタワーマンションにとって間接光は非常に重要ですので、まわりに高い建物がないかをしっかりと確認しておく必要があります。
まわりに高い建物がないことで、マンション上層階に住む醍醐味である眺望も十分に楽しめます。

北向きのタワーマンションで快適に

一般的に北向きの住宅に対していいイメージを持つ人は少ないと言えるでしょう。
ただ、タワーマンションの場合には北向きであっても一概に良くないとは言い切れません。
北向きのタワーマンションは、夏の暑さをやわらげ、家具を日焼けから守るなどといったメリットもたくさんあります。
北向きのタワーマンションはメリットを活かすことで快適に住むことができます。
選び方のコツを知り、上手に北向きのタワーマンションを楽しみましょう。
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