タワーマンションは絶大な人気ですが、停電時にはさまざまなリスクがあります。
停電時のリスクには、どのようなものがあるのでしょうか。
これから、タワーマンションで停電が起きた時のリスクや確認すること・備えなどをご紹介しますので、参考にしてみてください。
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  1. タワーマンションで停電が起こる?
  2. 停電が起こった際の危険性
  3. 停電が発生したらチェックすること
  4. 停電時のための備えとは
  5. 停電に備えておくことが大切

タワーマンションで停電が起こる?

日常生活を送るなかでは、基本的にタワーマンションで停電が起こる可能性は低いです。
なにかトラブルがない限り、停電にはなりません。
また、他の住民が電力を使い過ぎたとしても、自分の家が停電になることはないでしょう。
しかし、地震や落雷などの自然災害が起きた時は、停電を避けることはできません。
東日本大震災の時には、多くのタワーマンションで停電した報告があります。
例えば、東日本大震災の後に仙台市が行った調査では、マンション106棟のうち102棟で「全てのエレベーターが停止した」という結果になりました。
また、102棟の中で当日中にエレベーターが復旧したのは、3件のみです。
つまり、多くのマンションでは、エレベーター復旧に数日を必要とします。

タワーマンション, 停電

停電が起こった際の危険性

タワーマンションで停電が起きてしまうと、エレベーターが止まってしまいます。
エレベーターが止まってしまうと、階段で移動しなくてはなりません。
歩いて移動できる階数なら問題ありませんが、高層階の場合は移動が困難です。
タワーマンションでは10階以上が多いので、そのような階数に住んでいると、自宅から出られないと言っていいでしょう。
自治体などで避難所が用意されていたとしても、その場所に辿り着くまでには高層階から降りなければなりません。
支援物資などを受け取れる場合も、降りて取りにいく必要があります。
しかし、自然災害で復旧の目途が立たない時には、体力を消耗させる行動は避けた方がいいでしょう。
子供や高齢者がいた場合は、高層階から動けなくなってしまう可能性もあります。
つまり、停電が起きた時、高層階にいた時は自宅から出られないなどのリスクがあるのです。
エレベーターに乗っている時に、停電が起きた時にもリスクはあります。
停電が起きると、エレベーター内の照明は消えてしまうことが多いです。
多くのエレベーターでは、停電灯があるので完全に照明は消えません。
停電時の自動装置が備わっている時は、停電してからバッテリーがある範囲で最寄階まで動かして、扉が開くことになっています。
停電が起きた時点の最寄階までなので、タワーマンションの場合は、希望の階数まで辿りつけないことも多いでしょう。
その後は、階段で移動をすることになります。停電時の自動装置がないエレベーターの場合は、復旧するまで待たなければなりません。
インターホンなどで通話はできるので、冷静になって指示を待つことが大切です。
停電になってしまうと、インターネットや電話などが通じなくなってしまいます。
災害などの情報を取得したくても、電気が使えないとインターネットの情報を見ることができません。
よって、高層階などで孤立してしまう可能性があるでしょう。
オートロックの機能も止まってしまうため、防犯的にも危険性が伴います。
一時的な停電ならすぐに復旧する可能性はありますが、自然災害によって起きた停電の場合は、復旧まで数日かかってしまうことも多いです。

タワーマンション, 停電

停電が発生したらチェックすること

タワーマンションで停電が起きた時には、通電火災にならないようにすることが大切です。
通電火災とは、自然災害などでの停電が復旧して通電する時に発生する火災をいいます。
電熱器具などを使用している時に地震が起きると、一度停電によって電源は落ちてしまうでしょう。
揺れの影響で、燃えやすいものと熱を出す部分が、接触したままになっている可能性があります。
停電からの復旧で熱が出てしまうと、そこから燃えやすいものへ熱が伝わり、火災になってしまうことがあるのです。また、地震によって配線を被覆しているものが傷付くと、配線が露出してしまいます。
露出した配線にホコリが付くと出火する可能性もあるので、注意が必要です。通電火災を避けるためには、停電復旧時でも電気が付かない状態にしておきます。
よって、停電した時にはブレーカーを落とすなどの対策をしましょう。
特に、自宅から出る場合は、ブレーカーを落としておくことが大切です。
また、全てのコンセントを抜くことでも、通電火災を防げます。
復旧後にブレーカーを戻す時には、一つ一つの電気機器を確認してから戻せば安心です。
さらに、電力会社のサイトでは、停電情報が記載されています。
停電している時には、自宅のパソコンが付かず、インターネットを見ることはできません。しかし、スマートフォンやタブレットなら、状況の確認をすることができます。よって、それらで停電情報を確認し、現状把握をした方がいいでしょう。
復旧までに時間がかかりそうな時は、スマートフォンなどの検索も最小限にしないと、充電ができなくなってしまいます。タワーマンション, 停電

停電時のための備えとは

タワーマンションで停電した時、高層階の場合は自宅から出られなくなってしまう可能性があります。
そのため、自然災害や停電時のために備えをすることが大切です。
数日間は自宅内で生活できるように、食料や水を備蓄しておくことが必要になります。
タワーマンションの高層階に住んでいる場合、避難所や支援物資が置いてある所まで行くのは困難です。
よって、備えたもので生活しなければなりません。
水道が止まっている場合は、飲み水以外にも水が必要になることもあります。
よって、飲料水だけでなく、あらかじめ水道水の備蓄などをしておくのもいいでしょう。
食料は電気や水を使わなくてもいいものが便利です。
例えば、レトルト食品や缶詰・クッキー・チョコレートなどで、低血糖や熱中症などを防ぐためにも、高カロリーのものや塩分・糖分の摂れるものがあるといいでしょう。
懐中電灯をいくつか用意しておくことも必要です。
停電した時は、昼間は太陽光で明るくなっていますが、夜は真っ暗になってしまいます。
街灯やビル・商業施設の照明なども消えてしまうので、懐中電灯がないと不便でしょう。
懐中電灯は電池式の場合、定期的に電池の確認をしておく必要があります。また、電池自体の備蓄もしておきましょう。
懐中電灯は、LED式や手回し充電ができる発電式も用意しておくと安心です。
停電時では、パソコンやテレビが使えなくなり、情報の取得ができない場合もあります。
そのような状況を避けるためには、電池式のラジオを備蓄しておくことが大切です。
ラジオで情報取得ができれば、タワーマンションの上層階で孤立していても情報を得ることができます。
スマートフォンでも情報取得できますが、充電ができないと長時間の使用はできないでしょう。
そのため、モバイルバッテリーがあると、スマートフォンも活用できます。
懐中電灯やラジオ・モバイルバッテリーは停電時以外の日常生活でも使えるので、日頃から家に置いておくようにしましょう。

タワーマンション 停電

停電に備えておくことが大切

タワーマンションでの停電は、高層階になるほど影響は大きくなります。
エレベーターが止まってしまうと、上層階から動けないこともあるでしょう。
停電はいつ起きるのかわからないので、備えておくことが大切です。
また、通電火災の予防には、ブレーカーを落とすことやコンセントを抜くことが必要になります。
電力会社のサイトで情報を確認することも重要です。これを参考に、停電でのリスクを理解して、日頃から備えをしておきましょう。

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